「Eコッカー」として呼ばれている、イギリスの代表的なスパニエルのイングリッシュ・コッカー・スパニエルは、大変賢く、陽気で忍耐強い正確です。幼い子どもとも、愛情を持って接してくれます。また、トレーニングの飲み込みも早く、飼い主もトレーニングのし甲斐がある犬種です。
ただし、賢すぎるので、飼い主に技量がないと、すぐに見抜かれてしまいます。すると、自分が主導権を握ろうとするので、たちまちわがままな性格となってしまいます。
からだの大きさも手頃で、飼いやすい犬種ですが、初心者向きではありません。きちんとトレーニングできる自信のある経験者が、しっかりと主導権を持って飼うべき犬種です。
イングリッシュ・コッカー・スパニエルを選ぶポイント
イングリッシュ・コッカー・スパニエルの子犬を選ぶポイントは、まずは耳のチェックです。Eコッカーをはじめ、垂れ耳の犬種は耳に疾患が多く見られます。耳の中に黒い汚れがあったり、外耳に赤い湿疹がある場合は、外耳炎の可能性があります。また、皮膚に赤い湿疹や、被毛がはげている部分があったり、ふけが多かったりする場合には、皮膚病の可能性もあります。
子犬を入手したら、長い垂れ耳に気を使ってあげましょう。特に食事の際に、耳の先に食べ物がついてしまって汚れることがあります。放置しておくと炎症を起こしたり、また、冬季では水に濡れた部分に、しもやけを起こすことがあります。食事後や汚れが付いたときには、タオルなどで耳先の汚れを拭きとってあげましょう。