ドーベルマンは、鋭い眼光と、漆黒のシャープなスタイルからどうしても強面で凶暴なイメージがありますが、実際には、とても温厚で、好奇心旺盛、無邪気の面のある賢い犬種です。飼い主家族には、甘える行動をとることもあり、愛情深い優しい性格をしています。
大型ですが、体臭や抜け毛が少なく、室内でも飼いやすい犬種です。ただし、運動量の多い犬種ですから、室内に閉じ込めたままではなく、毎日たっぷりと運動させましょう。運動不足になってストレスが溜まると、攻撃的な面も出てきてしまいます。神経質で攻撃的となってしまったドーベルマンは、とても手に負えるものではないので、十分心がけて育てましょう。
ドーベルマンを選ぶポイント
ドーベルマンは、本来は垂れ耳で、尾の長い犬種です。精悍な姿にするために、耳を切断して立ち耳にし、尾も短くされました。現在ではヨーロッパ各地では断耳することはほとんどありません。国によっては、断耳、断尾している犬は輸入禁止となっています。
日本でも、断耳のされていないドーベルマンを多く見かけるようになりました。立ち耳のシャープな顔のイメージとは違い、垂れ耳によって、随分優しいイメージになっています。
ドーベルマンに見られがちな病気は関節疾患と皮膚疾患です。子犬を選ぶ際には、歩行がふらふらしていないかや、からだをかゆがっていないかなどを確認しましょう。