ボストン・テリアは、本来闘犬を目的として作り出されました。そのルーツはイングリッシュ・ブルドッグと、すでに絶滅した白いテリアとの交配によって誕生しました。その後、アメリカのボストンで小型の改良され、現在の愛嬌のある犬種となりました。もとは闘犬なので、気性の荒い犬種でしたが、現在は、とても優しく、知性的で、日本でも人気が集まりました。
しかし、フレンチ・ブルドッグ同様に、骨盤の狭い個体が多く、出産は帝王切開によるものがほとんどで、人気の割には、いつでも子犬がいるというわけではありません。
学習能力も高いため、様々なトレーニングをどんどんこなし、運動不足などのストレスを与えなければ、無駄吠えをすることもありません。
ボストン・テリアを選ぶポイント
ボストン・テリアに見られがちな病気としては、心臓疾患と口蓋裂があります。口蓋裂は、口の中の上の部分に穴が開いてしまっているもので、そこから水や食べ物が気道に入り込んでしまい、肺炎などの原因になります。また、寒さには強いのですが、高温多湿には弱く、真夏の日中、散歩に出かけると呼吸困難を起こすことも考えられるので、真夏の散歩は早朝や夕方に行うべきです。
子犬の入手の際には、親の健康状態をたずね、遺伝性の病気がないことや、口の中なども確認しましょう。
からだの大きさは、3つのクラスに分けられていますが、はっきりとしたものではないので、親のからだの大きさや、体重を教えてもらって判断しましょう。