ケアーン・テリアは小柄な体型で、何にでも好奇心を示し、興味津々で近づいてくる姿が微笑ましく、じわじわと人気が高まっている犬種です。性格もイメージ通りで、いつでも楽しいことを見つけては、夢中になっています。
しかし、その半面、自宅というなわばりの意識が強く、不審者や不審な物音に対しては、猛然と立ち向かう頼もしい番犬になります。
ただし、番犬といっても、留守がちや、人の出入りの多い家庭では、落ち着きがなくなり、無駄吠えの多い攻撃的な犬になってしまいます。特に、家族が留守がちの環境では大暴れにもつながるので、飼育環境には十分注意しましょう。
ケアーン・テリアの選ぶポイント
子犬はペットショップで見かけることは少なく、また、ブリーダーも多くはありません。子犬を探すには、結構苦労するかもしれませんが、インターネットを利用すれば、子犬の情報を入手することができます。
子犬を入手する際は、健康状態を確認することが大切です。メールや電話で、話を聞いたり、質問してみるとよいでしょう。その対応によって、ブリーダーの信頼性も確認できるでしょう。
病気として注意したいのは、皮膚疾患と緑内障です。皮膚疾患はからだを異常にかゆがったり、皮膚に赤い湿疹や、固まった抜け毛部分がある場合には、動物病院で相談しましょう。緑内障には、遺伝性と急性のものがあります。必ず健康診断を受けるようにしましょう。