物静かで、あまり干渉されたがらず、気ままにマイペースを貫く。まるで猫のような性格のペキニーズは、とても甘えん坊で、いつも飼い主にべったりくっつきたがります。しかし、甘えてきたと思ったら、自分が満足すると、プイッと知らん顔でトコトコと、どこかへ行ってしまいます。そんなところが、ペキニーズファンには、たまらないようです。
そんな、猫のような性格から、人の出入りが多かったり、幼い子供がいて、大騒ぎをするような環境では、ストレスが溜まってしまい、攻撃的になる場合もあります。また、神経質な面もあるので、トレーニングはしにくく、苦労するかもしれません。なるべくペキニーズの気持ちを理解しながら、生活のペースにも気を配りましょう。
ペキニーズを選ぶポイント
生まれたばかりの子犬には、親のようなふさふさの被毛はありません。生後一ヶ月過ぎる頃から、だんだんとフワフワの被毛になります。その姿はとても可愛く、まるでぬいぐるみのようです。ショップなどで見られる頃には、かなり長毛になっています。
ペキニーズは、見たとおり、鼻先が潰れている犬種なので、呼吸器にトラブルがあったり、暑さに弱いところがあります。また、よく見られる病気には眼病や尿路結石、長い胴体のため、椎間板ヘルニアなどがあります。特に子犬の頃に気をつけたいのは、眼病です。入手の際に子犬が涙目だったり、目やにが多かったりする場合は、眼病の可能性があります。よく子犬をチェックするようにしましょう。