数ある犬種の中でも、高い運動能力を備えたボーダー・コリーは、フリスビー競技やアジリティー、牧羊犬のデモンストレーションなど、様々な場で能力を発揮します。
性格はいたって陽気で明るく、愛情も深く、幼児とも仲良く遊ぶことができます。また、運動能力同様に、知性も高く、様々なトレーニングをこなすのもお手ものです。
運動能力、知性の高さで家庭犬には最適のようですが、そのパワフルな体力を消耗させて満足させるためには、相当な運動が必要です。広く安全な場所があれば、トレーニングをしながら自由に走らせたいところです。ノーリードが禁止の場所では、トレーニング用の15メートル以上もあるロングリードを使うといいでしょう。
ボーダー・コリーを選ぶポイント
子犬を入手する際には、比較的見られることの多い皮膚病に注意しましょう。皮膚に赤い湿疹やカサカサのふけがないかを、毛をかき分けて確認するようにしてください。また、それらの兆候がなくても、からだをかゆがっていないかもチェックしましょう。
ボーダー・コリーは、運動の能力の高さが災いして、関節のトラブルも見られます。入手した後、子犬の頃には、あまり激しい運動をさせないようにしてください。ジャンプさせたり、フリスビーを追いかけさせたりする遊びなどは、からだが十分に発達して、成犬になる1歳過ぎからにしましょう。
ほかにも耳の中に黒いベタベタした汚れがないかや、上下の顎の噛み合わせが、合っているかも確認しましょう。