最近、雑誌や、路上でもよく見かけるようになったジャック・ラッセル・テリアは、その優しい表情と短い足で、ちょこちょこと人の後ろをついて歩く姿が、可愛らしい犬種です。しかし、その見た目の可愛らしさとは裏腹に、テリアの血がからだに流れているため、活発で、小型犬でありながら、疲れを知らず、パワフルに動き回ります。室内の限られた環境では、飼いこなせるような犬種ではありません。
大変賢く、様々なトレーニングをどんどん吸収し、飼い主に忠実に動いてくれるので、しっかりとした適切なトレーニングを行うといいでしょう。ちょっと粗暴なところもありますので、同じ大きさの犬種よりも、大型犬のほうがいい遊び相手となります。
ジャック・ラッセル・テリアを選ぶポイント
ジャック・ラッセル・テリアは、短毛のスムース・タイプと荒い毛のワイヤー・タイプがあります。毛質によってやや性格に違いがあります。また、体質や色なども多種多様です。ジャック・ラッセル・テリアのイメージとしては、胴長短足で、毛色は白が、からだ全体の51%以上を占めていて、茶色いバッチが顔などにあるものが人気です。
健康面では、大きな問題はありません。強いていえば皮膚疾患が見られるくらいです。子犬を入手する際には、皮膚に赤い湿疹やカサカサのふけなどがないか、からだを異常にかゆがっていないかなどを確認しましょう。上下の顎の噛み合わせが合っているかや、出べそに見えるヘルニアにも念のため注意してください。