日本スピッツは、昭和30年台に人気が高まり、多くの人々に飼われてきました。しかし、当時から人気が出れば乱繁殖をするという悪循環が繰り返され、その結果、無駄吠えの多いうるさい犬として、悪いイメージだけが残ってしまいました。
一方で、海外でも人気の高かった日本スピッツは、しっかりと飼育され、本来の優しい性格を維持していました。近年では、そんな本来の性格を持った個体が逆輸入され、再び人気の犬となっています。
現在でも運動不足だったり、様々な要因でストレスが溜まってしまうと、無駄吠えをする犬になってしまいます。それだけデリケートな犬種なので、毎日の散歩だけでなく、常に一緒に遊ぼながら運動するようにしましょう。
日本スピッツを選ぶポイント
もともと日本で品種改良されたため、海外から輸入された日本スピッツでも、日本の風土には合いやすく、健康には、特にトラブルはありません。
よく見られる病気といえば、皮膚疾患があります。子犬を選ぶ際には、皮膚に赤い湿疹やふけなどがないか、からだを異常にかゆがっていないか、耳の中が黒く汚れていたり、赤い湿疹などがないかを確認しましょう。できるだけ親の健康状態を確認できるように、信頼のおけるショップやブリーダーから入手しましょう。
入手後は、被毛の手入れを毎日行いましょう。被毛は豊かなダブルコートです。換毛期には、それなりに抜け毛が多いので、特に念入りにブラッシングをしましょう。