シベリアン・ハスキーといえば、90年代前半に一大ブームが巻き起こりました。その狼のような風貌と、ブルーの美しい目が人気を呼び、高額で取り引きされていました。しかし、飼育する覚悟が甘かったり、乱繁殖などにより無駄吠えの多い頭の悪い犬というレッテルを貼られ、捨てられるという悲しい現実がありました。
現在では、シベリアン・ハスキーの本当の良さを知っている飼い主が多く、ようやく日本での立場が確立してきました。
本来、飼い主に大変従順な犬種です。集団生活にも向いた社会性を持っていて、飼い主家族を守るという責任感の強い犬です。そのため、家庭犬として、また番犬として最高のパートナーとなるはずです。
シベリアン・ハスキーを選ぶポイント
シベリアン・ハスキーの病気には、外耳炎、脂ろう症、股関節形成不全、膝蓋骨脱臼などがあります。子犬、成犬を入手する際には、耳や皮膚の状態をよくチェックし、できれば歩き方など、動き方がおかしくないかどうかを観察しましょう。
本来は、シベリアの厳しい環境の中で、ソリを引いたり、番犬、猟犬として活躍していた犬種です。日本生まれのハスキーでも体力は満ち溢れていて、飼い主は毎日しっかりとした、運動をさせることが必要です。雨の日も寒い日も、雪の日でもです。そうすれば、人間に好意的で、実際は吠えることが少なく、体臭もほとんどないので素晴らしい家庭犬に成長していくはずです。