2016年5月18日水曜日

アメリカン・コッカー・スパニエルの子犬

アメリカン・コッカー・スパニエルの子犬

「Aコッカー」の愛称で親しまれているアメリカン・コッカー・スパニエルは、とても穏やかな性格で、やや神経質な面もありますが、飼いやすい犬種です。トレーニングの飲み込みも早く、遊びを交えながら楽しくトレーニングをするといいでしょう。

成長すると美しい被毛に覆われます。この被毛の維持には、毎日のブラッシングが欠かせません。子犬の頃から、毎日のブラッシングを習慣づけておくといいでしょう。しかし、絹のような被毛は、無理なブラッシングをすると、かえって痛めてしまいます。また、引っ張ることで痛い思いをして、ブラッシングをいやがってしまうこともありますので、優しく行ってください。

アメリカン・コッカー・スパニエルを選ぶポイント


Aコッカーには、耳疾患、皮膚病、眼疾患などの病気が見られます。中でも眼疾患は、遺伝性のものも多く、成長にしたがって発症する場合があります。子犬の頃に、この遺伝的な疾患を発見することは難しく、入手後に何らかのトラブルが起きる場合があります。子犬を選ぶ際には、親の健康状態もしっかりと確認できるように、信頼できるショップやブリーダーから入手しましょう。

また、垂れ耳のAコッカーには、ミミヒゼンダニの感染もしやすいので、耳の中が黒く汚れていないかや、異常にかゆがっていないかチェックしましょう。ほかにも涙目だったり、目やにが多かったり、目に曇りがないかなどをよくチェックするようにしましょう。

2016年5月17日火曜日

シェトランド・シープドッグの子犬

シェトランド・シープドッグの子犬

知性的な表情で、長い被毛をたなびかせて歩く姿は、人々に気高い美しさを感じさせます。「シェルティー」の愛称で親しまれ、日本でもかつて爆発的な人気を誇る犬種となりました。コリーをそのまま小型にしたような姿ですが、コリーを小型化したものではなく、イギリスのシェトランド諸島に生存していた犬を基礎として誕生しました。荒涼としたシェトランド諸島で牧羊犬の仕事をしていたため、頭がよく、我慢強く、性格は優しく思いやりがあります。

子犬の頃は、少々やんちゃですが、それも愛嬌のひとつです。成長とともに性格もしっかりとしてきて、病気に対しても強く、健康的で飼いやすい素晴らしい家庭犬となるはずです。

シェトランド・シープドッグを選ぶポイント


健康的なシェルフィーですが、まったく問題がないわけではありません。すべてのシェルフィーがそうではありませんが、かつてのブームによって乱繁殖され、健康上、性格上ともに、シェルフィーの素晴らしさがなくなってしまった犬が増えました。どこかシェルフィーらしくないところが、ときとして見受けられるものもいます。

健康面では股関節形成不全などの、関節疾患が遺伝的に多く見られるようになりました。子犬の入手時に、歩行などの動きを確認することが大切ですが、子犬のころには、非常に見つけにくいのが難点です。ほかにも涙目や、目やにのある眼疾患もよく見られます。入手後は、すみやかに動物病院で健康診断を受けることをおすすめします。

2016年5月16日月曜日

ジャック・ラッセル・テリアの子犬

ジャック・ラッセル・テリアの子犬

最近、雑誌や、路上でもよく見かけるようになったジャック・ラッセル・テリアは、その優しい表情と短い足で、ちょこちょこと人の後ろをついて歩く姿が、可愛らしい犬種です。しかし、その見た目の可愛らしさとは裏腹に、テリアの血がからだに流れているため、活発で、小型犬でありながら、疲れを知らず、パワフルに動き回ります。室内の限られた環境では、飼いこなせるような犬種ではありません。

大変賢く、様々なトレーニングをどんどん吸収し、飼い主に忠実に動いてくれるので、しっかりとした適切なトレーニングを行うといいでしょう。ちょっと粗暴なところもありますので、同じ大きさの犬種よりも、大型犬のほうがいい遊び相手となります。

ジャック・ラッセル・テリアを選ぶポイント


ジャック・ラッセル・テリアは、短毛のスムース・タイプと荒い毛のワイヤー・タイプがあります。毛質によってやや性格に違いがあります。また、体質や色なども多種多様です。ジャック・ラッセル・テリアのイメージとしては、胴長短足で、毛色は白が、からだ全体の51%以上を占めていて、茶色いバッチが顔などにあるものが人気です。

健康面では、大きな問題はありません。強いていえば皮膚疾患が見られるくらいです。子犬を入手する際には、皮膚に赤い湿疹やカサカサのふけなどがないか、からだを異常にかゆがっていないかなどを確認しましょう。上下の顎の噛み合わせが合っているかや、出べそに見えるヘルニアにも念のため注意してください。

2016年5月15日日曜日

ボーダー・コリーの子犬

ボーダー・コリーの子犬

数ある犬種の中でも、高い運動能力を備えたボーダー・コリーは、フリスビー競技やアジリティー、牧羊犬のデモンストレーションなど、様々な場で能力を発揮します。

性格はいたって陽気で明るく、愛情も深く、幼児とも仲良く遊ぶことができます。また、運動能力同様に、知性も高く、様々なトレーニングをこなすのもお手ものです。

運動能力、知性の高さで家庭犬には最適のようですが、そのパワフルな体力を消耗させて満足させるためには、相当な運動が必要です。広く安全な場所があれば、トレーニングをしながら自由に走らせたいところです。ノーリードが禁止の場所では、トレーニング用の15メートル以上もあるロングリードを使うといいでしょう。

ボーダー・コリーを選ぶポイント


子犬を入手する際には、比較的見られることの多い皮膚病に注意しましょう。皮膚に赤い湿疹やカサカサのふけがないかを、毛をかき分けて確認するようにしてください。また、それらの兆候がなくても、からだをかゆがっていないかもチェックしましょう。

ボーダー・コリーは、運動の能力の高さが災いして、関節のトラブルも見られます。入手した後、子犬の頃には、あまり激しい運動をさせないようにしてください。ジャンプさせたり、フリスビーを追いかけさせたりする遊びなどは、からだが十分に発達して、成犬になる1歳過ぎからにしましょう。

ほかにも耳の中に黒いベタベタした汚れがないかや、上下の顎の噛み合わせが、合っているかも確認しましょう。

2016年5月14日土曜日

ボストン・テリアの子犬

ボストン・テリアの子犬

ボストン・テリアは、本来闘犬を目的として作り出されました。そのルーツはイングリッシュ・ブルドッグと、すでに絶滅した白いテリアとの交配によって誕生しました。その後、アメリカのボストンで小型の改良され、現在の愛嬌のある犬種となりました。もとは闘犬なので、気性の荒い犬種でしたが、現在は、とても優しく、知性的で、日本でも人気が集まりました。

しかし、フレンチ・ブルドッグ同様に、骨盤の狭い個体が多く、出産は帝王切開によるものがほとんどで、人気の割には、いつでも子犬がいるというわけではありません。

学習能力も高いため、様々なトレーニングをどんどんこなし、運動不足などのストレスを与えなければ、無駄吠えをすることもありません。

ボストン・テリアを選ぶポイント


ボストン・テリアに見られがちな病気としては、心臓疾患と口蓋裂があります。口蓋裂は、口の中の上の部分に穴が開いてしまっているもので、そこから水や食べ物が気道に入り込んでしまい、肺炎などの原因になります。また、寒さには強いのですが、高温多湿には弱く、真夏の日中、散歩に出かけると呼吸困難を起こすことも考えられるので、真夏の散歩は早朝や夕方に行うべきです。

子犬の入手の際には、親の健康状態をたずね、遺伝性の病気がないことや、口の中なども確認しましょう。

からだの大きさは、3つのクラスに分けられていますが、はっきりとしたものではないので、親のからだの大きさや、体重を教えてもらって判断しましょう。

2016年5月13日金曜日

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアの子犬


「ウェスティー」の愛称で親しまれているウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、純白で活発な犬種です。日本人の大好きな真っ白い姿のテリアはとにかく明るく、遊びが大好きです。可愛らしくトリミングされたウェスティーは、今でも根強い人気を誇っています。しかし、元気がありあまって、自分の思い通りにならないと激しく吠え立てることもしばしばです。また、テリアに特徴的な自立心やプライドが高いため、周囲に自分より大きな犬がいても、その犬に対して吠え立てるような、やや騒々しいところがあります。

家族に対しては忠実で、愛情深く接します。子どもとも一緒に遊びますが、あまりしつこくされるのは好きではないので、周囲の大人は、十分に気を使ってあげてください。

ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリアを選ぶポイント


基本的には健康な犬種ですが、皮膚疾患が見られる場合がありますので、子犬の入手時にはよくチェックしましょう。皮膚に赤い湿疹がないかや、カサカサのふけが出ていないか、からだを異常にかゆがっていないか、耳の中が黒く汚れていたり、赤い湿疹ができていないかなどです。ほかにも噛み合わせがきちんと合っているのかや、ヘルニアがないかなども確認しましょう。

子犬はフワフワの真っ白な被毛に包まれています。この被毛は気持ちよいものですが、成長とともに、少し固めのまっすぐな被毛に変化します。被毛はダブルコートで、下毛は豊かに密生します。しかし、被毛期以外には抜け毛も少なく、手入れに手間はかかりません。

2016年5月12日木曜日

ペキニーズの子犬

ペキニーズの子犬

物静かで、あまり干渉されたがらず、気ままにマイペースを貫く。まるで猫のような性格のペキニーズは、とても甘えん坊で、いつも飼い主にべったりくっつきたがります。しかし、甘えてきたと思ったら、自分が満足すると、プイッと知らん顔でトコトコと、どこかへ行ってしまいます。そんなところが、ペキニーズファンには、たまらないようです。

そんな、猫のような性格から、人の出入りが多かったり、幼い子供がいて、大騒ぎをするような環境では、ストレスが溜まってしまい、攻撃的になる場合もあります。また、神経質な面もあるので、トレーニングはしにくく、苦労するかもしれません。なるべくペキニーズの気持ちを理解しながら、生活のペースにも気を配りましょう。

ペキニーズを選ぶポイント


生まれたばかりの子犬には、親のようなふさふさの被毛はありません。生後一ヶ月過ぎる頃から、だんだんとフワフワの被毛になります。その姿はとても可愛く、まるでぬいぐるみのようです。ショップなどで見られる頃には、かなり長毛になっています。

ペキニーズは、見たとおり、鼻先が潰れている犬種なので、呼吸器にトラブルがあったり、暑さに弱いところがあります。また、よく見られる病気には眼病や尿路結石、長い胴体のため、椎間板ヘルニアなどがあります。特に子犬の頃に気をつけたいのは、眼病です。入手の際に子犬が涙目だったり、目やにが多かったりする場合は、眼病の可能性があります。よく子犬をチェックするようにしましょう。

2016年5月11日水曜日

バーニーズ・マウンテン・ドッグの子犬

バーニーズ・マウンテン・ドッグの子犬

どっしりと構えて、堂々としたその姿は、安心感さえ与えてくれます。落ち着き払ったバーニーズ・マウンテン・ドッグは、黒、白、茶色のトライカラーがトレードマークの大型犬です。

性格はとても温厚で、ふだんはゴロッと横になり、何もしないで、ぐうたらしているように見えますが、怪しい物音や人影に対しては、敏感に適切に対応するため、家族の安全を守るための、頼もしい用心棒となります。幼い子どもを安心して任せられる、愛情の深い犬種でもあり、家族には欠かせない存在となるはずです。

2歳頃までの子犬は、とにかくやんちゃに遊び回ります。家具の破壊などは日常茶飯事ですが、2歳を過ぎると落ち着きます。

バーニーズ・マウンテン・ドッグを選ぶポイント


子犬の入手時には、大型犬に見られがちな、股関節形成不全に注意しましょう。生後2ヶ月を過ぎても、歩行がふらふらしていたり、あまり歩き回らない場合には、股関節に異常がある可能性があります。股関節形成不全には、遺伝性の場合が多く、入手の際には、この子犬の親の健康状態まで把握して信頼できるブリーダーを選ぶことが大切です。気になることがある場合には、細かいと思うことでも、何でも聞いてみるようにしましょう。

ほかにも、上下の顎の噛み合わせが合っているかや、目やになどで目が汚れていないか、耳の中が汚れていないか、お腹にでべそのようなヘルニアがないかを確認しましょう。

2016年5月10日火曜日

イタリアン・グレーハウンドの子犬


信じられないほどほっそりしたからだで、今にも折れてしまいそうな四肢は、飼い主をして、守ってあげなきゃと思わせる姿ですが、実際には遊び好きで、そのスレンダーな体つきによらず活発で、飼い主や家族にとても従順です。見知らぬ人には、やや警戒心を抱き、不安なときには、小刻みに震えていることもあります。

からだの大きさから、マンションなどの室内でも十分に飼うことができます。しかし、段差などからの落下による怪我に注意してください。運動は好きですが、大きな犬と遊ぶときには怪我しないように配慮が必要です。

被毛は光沢のある短い毛が密生していますが、室内との温度差の激しい冬の外出時には、洋服を着せて、寒さから守る必要があります。

イタリアン・グレーハウンドを選ぶポイント


イタリアン・グレーハウンドの場合、とにかく骨折などの怪我に注意することです。子犬を選ぶ際には元気な子であることに越したことはありませんが、その元気のよさが災いする場合もあります。子犬を入手した後には、とにかく室内の環境作りに気を配り、段差のある場所を、少なくするように注意してください。

また、イタリアン・グレーハウンドにはてんかん症がよく見られます。突然けいれんを起こして失禁したり、口から泡を吹いたりします。これは突然起こるため、てんかんの発作が起こるまで、てんかん症であることもわかりません。中でもてんかん症の犬に、チョコレートを与えてしまうと発作を引き起こしてしまいますので、てんかんの症状がなくても、絶対にチョコレートをあげるのはやめましょう。

2016年5月9日月曜日

ブルドッグの子犬

ブルドッグの子犬

本来、雄ウシ(ブル)と戦う闘犬として誕生したブルドッグは、そのふてぶてしい表情と、闘争心みなぎる、どう猛さのため、一時期は人々から敬遠されていました。しかし現在、性格は優しく改良され、そのいかつい表情は愛嬌と見なされるようになり、一般家庭でも人気が高まりました。飼い主のことが大好きで、甘えん坊の性格の犬も多く、飼い主のそばにドテ~っと寝そべっていることがほとんどです。

しかし、ひとたび動き出すと、エネルギッシュで、じゃれ合いなどでテンションが上がり過ぎると、闘犬の闘争心がよみがえって、攻撃的になる場合もあります。こんなときには、飼い主に従うように、しっかりとトレーニングをしておきましょう。

ブルドッグを選ぶポイント


ブルドッグの病気には、遺伝性の病気で、口蓋裂というものがよく見られます。口蓋裂は口の中の上の部分に穴が開いてしまったもので、そこから水や食べ物が気道に入り込んでしまい、肺炎などを引き起こす原因となるものです。手術で治療しますが、肺炎になった場合、最悪、命を落としてしまう病気です。ですから、子犬の入手の際には、口の中までしっかりとチェックしましょう。

また、眼疾患にもかかりやすく、入手時に、目やになどで汚れていないか、涙が異常に多くないか、目が赤くなっていたり、眼の周囲の被毛が抜けて、はげていないかなどを確認しましょう。
顔の皮膚のたるみは、すき間に汚れが溜まり、そこから皮膚病になってしまう場合もありますので、気をつけてください。

2016年5月8日日曜日

イングリッシュ・コッカー・スパニエルの子犬

イングリッシュ・コッカー・スパニエルの子犬

「Eコッカー」として呼ばれている、イギリスの代表的なスパニエルのイングリッシュ・コッカー・スパニエルは、大変賢く、陽気で忍耐強い正確です。幼い子どもとも、愛情を持って接してくれます。また、トレーニングの飲み込みも早く、飼い主もトレーニングのし甲斐がある犬種です。

ただし、賢すぎるので、飼い主に技量がないと、すぐに見抜かれてしまいます。すると、自分が主導権を握ろうとするので、たちまちわがままな性格となってしまいます。

からだの大きさも手頃で、飼いやすい犬種ですが、初心者向きではありません。きちんとトレーニングできる自信のある経験者が、しっかりと主導権を持って飼うべき犬種です。

イングリッシュ・コッカー・スパニエルを選ぶポイント



イングリッシュ・コッカー・スパニエルの子犬を選ぶポイントは、まずは耳のチェックです。Eコッカーをはじめ、垂れ耳の犬種は耳に疾患が多く見られます。耳の中に黒い汚れがあったり、外耳に赤い湿疹がある場合は、外耳炎の可能性があります。また、皮膚に赤い湿疹や、被毛がはげている部分があったり、ふけが多かったりする場合には、皮膚病の可能性もあります。

子犬を入手したら、長い垂れ耳に気を使ってあげましょう。特に食事の際に、耳の先に食べ物がついてしまって汚れることがあります。放置しておくと炎症を起こしたり、また、冬季では水に濡れた部分に、しもやけを起こすことがあります。食事後や汚れが付いたときには、タオルなどで耳先の汚れを拭きとってあげましょう。

フラット・コーデッド・レトリーバーの子犬

フラット・コーデッド・レトリーバーの子犬

20年ほど前から人気がグンとアップしたのが、艶やかな漆黒のロングヘアーが魅力のフラット・コーデット・レトリーバーです。常にパワフルに活動し、ゴールデンやラブのように生後2~3年で落ち着くというわけではなく、ずーっと無邪気な性格をしています。大変賢く、トレーニングにも柔軟に対応し、どんどんこなしていきます。また、優しさにあふれていて、幼い子どものしつこい行動にも、忍耐強く付き合ってくれます。とにかく人好きで、訪問者に対しても友好的に対応してくれるため、飼いやすい犬です。

ただし、日本の一般家庭では、このパワフルな犬種を室内に閉じ込めておくことは不可能です。毎日の散歩以外にも、広いスペースでたっぷりと運動できることが理想です。

フラット・コーデッド・レトリーバーを選ぶポイント



比較的健康なフラット・コーデッド・レトリーバーには、よくみられる病気として、皮膚疾患があります。これは、子犬を入手する際に気をつけるというよりも、入手後の健康管理が大切です。毎日、ブラッシングを行うことはもちろんですが、そのときに毛をかき分けて、皮膚に赤い湿疹ができていたり、ふけが多かったりしないかを、よくチェックして、定期的にシャンプーをします。皮膚を清潔に保つように努力しましょう。飼い主が注意していれば、皮膚疾患はある程度、防ぐことはできます。

子犬の入手の際には、上下の顎の噛み合わせが合っているかや、お腹にでべそのようなヘルニアがないかを、しっかりとチェックしましょう。

2016年5月7日土曜日

ワイアー・フォックス・テリアの子犬

ワイアー・フォックス・テリアの子犬

フォックス・テリアの被毛がワイアータイプの犬種、ワイアー・フォックス・テリアは、日本のペットショップでも頻繁に見かけるようになりました。とても賢く、小型ながら筋肉質のがっちりとした体型で、活発に動きます。抜け毛が少なく、世界的に家庭犬として人気が高く、飼いやすい犬です。

しかし、もともとは猟犬のため、溢れ出る体力を室内だけで発散できるわけではありません。毎日の散歩だけではなく、できるだけ一緒に遊びながら運動できる環境が大切です。さらに普段から運動できる、広い庭などのスペースがあると理想的です。ただし、ワイアー・フォックス・テリアは穴掘りが大好きなので、この犬種を飼育する際には、庭でのガーデニングはあきらめた方がよいかもしれません。

ワイアー・フォックス・テリアを選ぶポイント



比較的健康的な犬種で、大きなトラブルは少ないのですが、入手の際には関節疾患と、皮膚疾患に注意しましょう。子犬の動きの中で、歩行がおかしかったり、元気がなかったり、片足を上げて歩くようなときは、関節になんらかのトラブルを抱えている可能性があります。動きの異常は、見ているだけで発見できます。よく確認しましょう。

またワイヤーヘアーの犬種は、抜け毛は少ないのですが、皮膚のトラブルになりやすい体質があります。からだをかゆがっていたり、脱毛箇所が見られたり、皮膚に赤い湿疹、ふけなどが見られる場合には、皮膚疾患の可能性があります。他にも、涙が多くないか、また目やにが出ていないかなどのチェックも行いましょう。

2016年5月6日金曜日

ダルメシアンの子犬

ダルメシアンの子犬

とても陽気で楽天家、好奇心旺盛な性格なダルメシアンは、ただ陽気なだけでなく、賢く物覚えがよいため、様々なトレーニングをどんどん飲み込みます。また、非常に体力があり、疲れ知らずで、いつまでもパワフルに活動します。この体力を消費させるにはかなりの量の運動が必要となります。運動不足になると、ストレスが溜まって、攻撃的になることもあります。毎日、多くの時間を、ダルメシアンとともに過ごすことができる飼い主にふさわしい犬種です。

体臭もほとんどなく、きれい好きな面もあるので、室内での飼育にも最適です。しかし、子犬から若犬の頃までは、室内で物をかじって壊すなど、大暴れすることもあるので、気をつけましょう。

ダルメシアンを選ぶポイント


ダルメシアンの生まれたばかりの子犬は真っ白です。トレードマークの黒い斑紋は、成長とともに現れます。生後3ヶ月頃までには、まだ、それほど真っ黒ではない斑紋が現れます。

ダルメシアンは、耳が聞こえないという障害を持って生まれてくる場合があります。耳が聞こえない場合には、恐怖心から攻撃的な性格になります。これは、乱繁殖による結果で、入手先は信頼できるペットショップやブリーダーを選びましょう。

他にもアレルギーが原因となる皮膚疾患が見られます。赤い湿疹があったり、ふけがある場合には注意しましょう。また、尿路結石も、ダルメシアンにはよく見られる病気です。他の犬種に比べて、低カロリーのフードを選んだほうがいいでしょう。

2016年5月5日木曜日

日本スピッツの子犬

日本スピッツの子犬

日本スピッツは、昭和30年台に人気が高まり、多くの人々に飼われてきました。しかし、当時から人気が出れば乱繁殖をするという悪循環が繰り返され、その結果、無駄吠えの多いうるさい犬として、悪いイメージだけが残ってしまいました。

一方で、海外でも人気の高かった日本スピッツは、しっかりと飼育され、本来の優しい性格を維持していました。近年では、そんな本来の性格を持った個体が逆輸入され、再び人気の犬となっています。

現在でも運動不足だったり、様々な要因でストレスが溜まってしまうと、無駄吠えをする犬になってしまいます。それだけデリケートな犬種なので、毎日の散歩だけでなく、常に一緒に遊ぼながら運動するようにしましょう。

日本スピッツを選ぶポイント


もともと日本で品種改良されたため、海外から輸入された日本スピッツでも、日本の風土には合いやすく、健康には、特にトラブルはありません。

よく見られる病気といえば、皮膚疾患があります。子犬を選ぶ際には、皮膚に赤い湿疹やふけなどがないか、からだを異常にかゆがっていないか、耳の中が黒く汚れていたり、赤い湿疹などがないかを確認しましょう。できるだけ親の健康状態を確認できるように、信頼のおけるショップやブリーダーから入手しましょう。

入手後は、被毛の手入れを毎日行いましょう。被毛は豊かなダブルコートです。換毛期には、それなりに抜け毛が多いので、特に念入りにブラッシングをしましょう。

2016年5月4日水曜日

ケアーン・テリアの子犬

ケアーン・テリアの子犬

ケアーン・テリアは小柄な体型で、何にでも好奇心を示し、興味津々で近づいてくる姿が微笑ましく、じわじわと人気が高まっている犬種です。性格もイメージ通りで、いつでも楽しいことを見つけては、夢中になっています。

しかし、その半面、自宅というなわばりの意識が強く、不審者や不審な物音に対しては、猛然と立ち向かう頼もしい番犬になります。

ただし、番犬といっても、留守がちや、人の出入りの多い家庭では、落ち着きがなくなり、無駄吠えの多い攻撃的な犬になってしまいます。特に、家族が留守がちの環境では大暴れにもつながるので、飼育環境には十分注意しましょう。

ケアーン・テリアの選ぶポイント


子犬はペットショップで見かけることは少なく、また、ブリーダーも多くはありません。子犬を探すには、結構苦労するかもしれませんが、インターネットを利用すれば、子犬の情報を入手することができます。

子犬を入手する際は、健康状態を確認することが大切です。メールや電話で、話を聞いたり、質問してみるとよいでしょう。その対応によって、ブリーダーの信頼性も確認できるでしょう。

病気として注意したいのは、皮膚疾患と緑内障です。皮膚疾患はからだを異常にかゆがったり、皮膚に赤い湿疹や、固まった抜け毛部分がある場合には、動物病院で相談しましょう。緑内障には、遺伝性と急性のものがあります。必ず健康診断を受けるようにしましょう。

2016年5月3日火曜日

狆(ちん)の子犬

狆(ちん)の子犬

狆は世界的に人気のある日本原産の愛玩犬の1品種です。かつては「お座敷犬」と呼ばれたように、完全に室内飼育向きの犬種で「けものへんに中」と書いて狆(ちん)と読むくらいです。今では、どの犬種でも室内で飼育するのが一般的ですが、奈良時代に現在の韓国から献上された頃には、犬は屋外にいるのが一般的で、座敷で特別に飼われていた狆は、特別な犬種だったのです。その後、交配により改良を重ね、今のような日本人好みの姿になったのです。

室内向きの狆は、性格も物静かで、落ち着きがあり、抜け毛が少なく、体臭もほとんどありません。今でも室内飼育にはありがたい犬種なのです。運動に関しても、室内で歩きまわったり、遊ぶだけで十分で、より健康に育てるために、短時間の日光浴を兼ねた散歩ができれば良い程度です。

狆を選ぶポイント


狆の子犬は、簡単に見つけることはできません。頭数も少なく、ペットショップで子犬を見かけるのは稀なことです。確実に子犬を探すには、インターネットを利用するのが一番で、狆のブリーダーからの入手になります。しかし、この場合、子犬の健康状態を詳しく知ることはできません。ブリーダーが近くにいるのでしたら、ぜひ自分の目で確かめることをおすすめします。

狆に見られがちな病気は目疾患と皮膚疾患、膝骸骨脱臼などがあります。また、鼻先がつぶれているため、スムーズな呼吸が苦手で、真夏の暑い日は、呼吸による体温調節がうまくいかず、熱中症になることもあります。特に、真夏に自動車の中に放置しておくのは絶対にいけません。

2016年5月2日月曜日

ジャーマン・シェパード・ドッグの子犬

ジャーマン・シェパード・ドッグの子犬

日本では警察犬のイメージが強く、あまり一般の飼い主が飼っているという感覚が少ないのが、ジャーマン・シェパード・ドッグです。しかし、実際には多くのファンがいて、多頭飼育しているケースも少なくありません。しかし、初心者に扱える犬種ではなく、きちんとトレーニングのできる上級者向きの犬種です。

運動能力が高く、他の犬種と比べてみても、ずば抜けているといえます。この運動量をこなしていくだけでも、一般の飼い主の手には負えません。ジャーマン・シェパード・ドッグを飼育するということは、毎日のほとんどの時間をこの犬と過ごすことになります。上級者でも警察犬訓練所に数ヶ月預ける場合があり、そこでしっかりとトレーニングを受けて、飼い主に忠実な犬に育っていくのです。

ジャーマン・シェパード・ドッグを選ぶポイント


一般のペットショップでは、ほとんどお目にかかることはありません。専門のブリーダーや警察犬訓練所などで入手します。この犬を選ぶポイントは、飼い主自身が、自分にこの犬をトレーニングする力量があるかどうかを見極めることです。最後までしっかりと飼えるという自信がもてないようでは、入手を見合わせるのが、犬のためにも賢明な選択といえるでしょう。

大丈夫だという結論を得て、とりあえず子犬を探すにはインターネットを利用するのが1番の近道です。気に入った子犬を見つけても、ほとんどの場合が予約制になっているので、直接連絡を取ってみるといいでしょう。

ジャーマン・シェパード・ドッグの入手に際しては、注意点などの心配は不要です。購入できる場所のほとんどが信頼できますので、健康上のトラブルは少ないですが、入手後の健康診断によっては、まれに関節疾患が見られる場合があります。

2016年5月1日日曜日

ドーベルマンの子犬

ドーベルマンの子犬

ドーベルマンは、鋭い眼光と、漆黒のシャープなスタイルからどうしても強面で凶暴なイメージがありますが、実際には、とても温厚で、好奇心旺盛、無邪気の面のある賢い犬種です。飼い主家族には、甘える行動をとることもあり、愛情深い優しい性格をしています。

大型ですが、体臭や抜け毛が少なく、室内でも飼いやすい犬種です。ただし、運動量の多い犬種ですから、室内に閉じ込めたままではなく、毎日たっぷりと運動させましょう。運動不足になってストレスが溜まると、攻撃的な面も出てきてしまいます。神経質で攻撃的となってしまったドーベルマンは、とても手に負えるものではないので、十分心がけて育てましょう。

ドーベルマンを選ぶポイント


ドーベルマンは、本来は垂れ耳で、尾の長い犬種です。精悍な姿にするために、耳を切断して立ち耳にし、尾も短くされました。現在ではヨーロッパ各地では断耳することはほとんどありません。国によっては、断耳、断尾している犬は輸入禁止となっています。

日本でも、断耳のされていないドーベルマンを多く見かけるようになりました。立ち耳のシャープな顔のイメージとは違い、垂れ耳によって、随分優しいイメージになっています。

ドーベルマンに見られがちな病気は関節疾患と皮膚疾患です。子犬を選ぶ際には、歩行がふらふらしていないかや、からだをかゆがっていないかなどを確認しましょう。

2016年4月30日土曜日

グレート・ピレニーズの子犬

可愛いグレート・ピレニースの子犬

とにかく巨大で、犬というよりもクマのような感覚のあるグレート・ピレニース。「ピレネー犬」とか「ピレニアン・マウンテンドッグ」とも呼ばれています。グレート・ピレニースを飼うためには、飼い主に体力に自信がなければなりません。どんなにきちんと育てたとしても、散歩で歩くだけでもかなり力強い犬種なのです。

堂々とした姿から、自信に満ちあふれていて、さぞかし落ち着きがあると思われがちですが、意外にも気が小さく、寂しがり屋な面があります。大きなからだに似合わない、気の小さなグレート・ピレニーズにならないように、子犬の頃からしっかりとトレーニングを行いましょう。そうすれば落ち着きがあり、温厚で沈着冷静なグレート・ピレニーズに育つはずです。

グレート・ピレニーズを選ぶポイント

選ぶ上で最大のポイントは、グレートピレニーズという犬種を、絶対に衝動買いしないことです。ペットショップで見られるのは、生後3ヶ月ほどの子犬で、とにかく可愛い時期にあたります。可愛いからと入手してしまうと、大変なことになります。家族でよく話し合い、しっかりとグレート・ピレニースのことを勉強してから、飼育を考えましょう。

ブリーダーの数は、多くありませんが、子犬探しは、ブリーダーを探すほうが近道です。最近では乱繁殖を避けて、きちんと血統を管理しているので、大きな病気のトラブルは少ないようです。ただし、飼育方法によっては、肥満になり、関節のトラブルを引き起こす可能性がありますので、注意しましょう。

2016年4月29日金曜日

ビション・フリーゼの子犬

可愛いビション・フリーゼの子犬
独自のトリミングで、可愛らしく人気急上昇中ビション・フリーゼはおとなしい室内犬で飼い主にだっこされているのが好きな犬種です。しかし、子犬は、必ずしもそうではありません。やはりやんちゃな面もあり、陽気で遊び好きです。

ビション・フリーゼは、16世紀には、フランスの貴婦人たちが、いつでもよい香りがするように香水で洗うほど、抱き犬として愛していました。しかし、長らくフランス以外では、ほとんど知られることはありませんでした。ビション・フリーゼが一気に脚光を浴びたのは、1956年にアメリカに渡ってからのことです。アメリカのトリマーによって、「パウダー・パフ」と呼ばれるトリミングのスタイルが確率され、世界的に人気が高まったのです。

ビション・フリーゼを選ぶポイント


ビション・フリーゼは、健康面では、涙目、皮膚疾患、耳疾患、てんかん、膝骸骨脱臼などがみられます。入手の際には、目や皮膚、耳の状態をよくチェックし、動き全体にもおかしなところがないか、よく観察したほうがよいでしょう。

また、せっかくビション・フリーゼを飼うのですから、定期的にトリミングを行いましょう。ビション・フリーゼの独自なトリミングは、素人の飼い主では、おそらく難しくてできないと思います。いつもきれいで特徴的な姿を維持するために、最低でも2ヶ月おきにトリミングするようにしましょう。一般の人が飼う場合には、多少、手入れのしやすいトリミングにしておくのがおすすめです。

2016年4月28日木曜日

シベリアン・ハスキーの子犬


可愛いシベリアン・ハスキーの子犬
シベリアン・ハスキーといえば、90年代前半に一大ブームが巻き起こりました。その狼のような風貌と、ブルーの美しい目が人気を呼び、高額で取り引きされていました。しかし、飼育する覚悟が甘かったり、乱繁殖などにより無駄吠えの多い頭の悪い犬というレッテルを貼られ、捨てられるという悲しい現実がありました。

現在では、シベリアン・ハスキーの本当の良さを知っている飼い主が多く、ようやく日本での立場が確立してきました。

本来、飼い主に大変従順な犬種です。集団生活にも向いた社会性を持っていて、飼い主家族を守るという責任感の強い犬です。そのため、家庭犬として、また番犬として最高のパートナーとなるはずです。

シベリアン・ハスキーを選ぶポイント


シベリアン・ハスキーの病気には、外耳炎、脂ろう症、股関節形成不全、膝蓋骨脱臼などがあります。子犬、成犬を入手する際には、耳や皮膚の状態をよくチェックし、できれば歩き方など、動き方がおかしくないかどうかを観察しましょう。

本来は、シベリアの厳しい環境の中で、ソリを引いたり、番犬、猟犬として活躍していた犬種です。日本生まれのハスキーでも体力は満ち溢れていて、飼い主は毎日しっかりとした、運動をさせることが必要です。雨の日も寒い日も、雪の日でもです。そうすれば、人間に好意的で、実際は吠えることが少なく、体臭もほとんどないので素晴らしい家庭犬に成長していくはずです。